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進学校の不登校になる理由とその後どうするかについて考えてみた

  • 進学校で不登校になってしまった・・・
  • 高校で不登校になっても大学受験できるの・・・?

進学校に通っていたのに不登校になってしまったお子さんは、娘の友達や先輩にも、私のTwitterのフォロワーさんにも、多いです。

今日は、うちの娘の高校の進路指導の先生のお話と、思春期専門のメンタルクリニックの先生に伺ったお話を中心にまとめていきたいと思います。

目次

進学校で不登校になる理由

進学校で不登校になる理由はいろいろありますが、

  • 授業の進度が早く、ついていくのに必死
  • 課題が多く休めない
  • まわりの人たちが優秀すぎて、自分と比べてしまい、自己肯定感が低くなる
  • 文武両道の学校では、部活も忙しい
  • 成績へのプレッシャーが常にある

などでストレスがたまり、体調を崩す子が多いです。

娘の高校は偏差値70以上の学校ですが、不登校気味の子を含めるとクラスに4人もいました。

娘は特にHSPで周りと自分を比べる癖が強く、優秀すぎる友達に囲まれているとつらいのかもしれない、と思いました。

カウンセラーのお話

娘の通っているカウンセラーの話によると、進学校から不登校になる子は最近とても多いとのことです。

ですが、大学受験してその後の人生をやり直している人はたくさんいるとのこと。

体調を整えて、自分に合った学習スタイルで勉強すれば、学校に通うより効率的に勉強できるそうです。

地頭はいい

進学校に入学できたのだから、地頭がいいということ。中学の基礎はできています。

高校に入るまでは、勉強ちゃんとできてましたよね。勉強が嫌いなわけではないです。

その高校で、勉強するのが嫌なだけです。

進学校の学習内容には無駄が多い

文系科目、理系科目の基礎部分をまんべんなく学習するのは、高校の指導要領においても定められているので納得はできます。

しかし、うちの娘の高校では、文系の子には明らかに難しすぎる物理や化学の勉強もやらされていました。

また謎に国公立主義なので、私大文系の3科目に最初から絞ることも良しとしない傾向がありました。

不登校になるとこの無駄な勉強をしないですむ、と逆転の発想をしました。

学校へ行っている同級生より、必要な勉強時間を確保でき、効率的に受験勉強ができます。

進学校で不登校になった後、自ら勉強するようになるまで

徹底的に休む

不登校になった当初は、脳が難しいことを考えたり、覚えたりすることを拒否している状態。

そんな状態では勉強はできないので、まずはゆっくり休みます。

しかし馬鹿な私は、

学校へ行ってないのだから、家でゆっくり勉強したら?

なんて言ってしまいました。

むすめ

できないから辛いの!

娘のメンタルクリニックの先生によると、

学校に行けるエネルギーがないのに、家で勉強できるエネルギーがあるわけない

とのことです。

勉強のべの字も言わないように気を付けて、ゆっくり休ませることを徹底しました。

とはいえ、初動は大切です。

まだ不登校になって日が浅い方は復帰できるかもしれません。

親ができる対応についてはこちら

通信制高校に行く場合

通信制高校の勉強は、進学校に入れた子にはとても簡単なものです。

基礎的な勉強をすこしずつやっていけば、確実に単位は取れます。

ゆっくり休めば脳はやる気を取り戻します。

ストレスない環境で、自分のペースで勉強をするのが通信制高校のいいところ。

大学受験コース、特進クラスなどに入らなくても、

単位を取るために淡々とレポートをこなすだけのところと割り切ってもいいです。

進学校に行っていた子なら、独学も可能です。

または、スタディサプリなどの動画、個別指導や家庭教師で大学受験の学力をつけます。

注意点としては、集団塾や予備校の総合コースに通うと、結局通うことが目的になって中身を理解せずに授業が進んでいき、学校と同じように行きたくなくなる可能性もあります。

できればオンライン対応の塾や、個別指導か家庭教師など、自分に合ったペースで勉強をできるところがオススメです。

高卒認定資格を取る場合

学校へ復帰の可能性がある

高認試験はその高校に在籍したままでも受けられます。

もう少し頑張れば学校へ行けるかも、学校へ復帰の可能性があるなら、高認を先に取っておけば精神的に楽になります。

学校へ行かなくても、大学受験についての対策などは、高校の進路指導の先生に聞けば相談にのってくれます。

高3の3月に卒業できなかったとしても、高認を取っておけば同級生と同じタイミングで大学生になることも可能です。

学校へ復帰の可能性がなし

退学して、通信制高校へも行かない場合は、高認から大学受験レベルの勉強ができる高認対応予備校に通うのがオススメです。

どこにも所属していないと、独学ですべてを進めなくてはなりません。

特に進学校へ通っていた子なら、簡単な高認の試験はそんなに対策しなくてもとれるはずですが、

勉強以外にも、科目選びやスケジューリングなどに意外と時間がかかります

通過点である高認の対策に時間を取られるのはもったいないです。

全力で受験勉強できるように、高認対策はプロにおまかせするとよいでしょう。

まとめ

進学校へ通っていて不登校になる子はたくさんいます。

その学校での勉強のスタイルが合わなかっただけで、勉強ができなくなったわけではないです。

せっかく入った進学校ですが、執着心を捨てて新しい環境で勉強することで、かえって受験勉強も効率的にできます。

自分に合った受験スタイルで、持ち前の地頭の良さを発揮できるように、通信制高校や塾などを検討していきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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