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高校生の不登校は時間との勝負!【親ができる対応】

どうしよう、このまま休んでいたらもう単位が足りなくなる・・・

 この先はどうする?留年してもう一年頑張る?退学?転校?

高校生の子が不登校になると、中学生までとは違って留年の危機が迫ってきます。

目の前の子どもがつらそうにしているのを見るのはもちろんつらいのですが、

この先どうすればいいのか、将来への不安が半端なかったです。

それなのでついつい、

今日は行ける?明日は行ける?なんの授業なら出られる?

などと聞いては娘に嫌がられていました。

むすめ

私だって学校に行きたい。
だけど行けないからつらい。

むすめ

そんなに何度も行けるか聞かないで。

今日は私の初動の遅さの失敗談をふまえ、できる対応を2つご紹介します。

  • 初動は早めに!第3者に相談すること(カウンセリングなどの予約)
  • 同時に進路の選択肢を調べておくこと
目次

初動は早めに!第3者へ相談する

【私の失敗談】初動遅すぎた

私は娘には学校に行けとは一切言いませんでした。

エネルギーゼロの状態の娘を前にして、学校へ行けとは言えなかったですし、

見るからに精神的に病んでいたので、まずはいったん休ませることが重要だと感じたからです。

でも、いつまで休ませればいいのかということを全く考えていませんでした。

行き渋りが始まって一か月ぐらいはたってしまいました。

今となっては本当に初動が大切だったと思います。

もっと早くカウンセリングに連れて行けばよかった・・・

子どもが立ち直るのには時間がかかります。

中学までは保健室登校も出席日数にカウントされていたし、

進級、卒業もできるから、まだゆっくり休むということができる。

でも高校の欠席日数は待ってくれません。

子どもはゆっくり休ませるとしても、

水面下では親は早く第三者へ相談できるように動いた方がいいです。

カウンセリングや心療内科は予約が取りづらく3か月待ちということも。

もしもっと早く動いていたら、

娘はもしかして学校へ復帰できたんじゃないかと、後悔しております。

親が動くと嫌がる子ども

子どもは自分が休んでいるのに、

親が自分のためにいろいろ動いていると嫌がるかもしれません。

  • 親の敷いたレールに乗せられた感・やらされ感を感じる
  • 親が調べてくれることに罪悪感を感じる
  • 提案がいちいちうざいと感じる

私としても、だまって見ているわけにもいかず、

相談したり調べたりするのですが、そんな時よく娘と言い合いになり、

あー地雷ふんじゃったなぁ

っていうこともありました。

そこで考え方を変えて、

今やっていることは全部「自分のために」やっているんだという意識でやりました。

相談機関を探すことも、通信制高校を探すことも、

行かないだろうと思っていてもお弁当を作ることも、

全部子どものためじゃなく、自分の心を落ち着かせるためにやろうと思いました。

子どものためにやってあげていると思って、

子どもが何の興味も示さなかったり、

感謝もしなかったりすると、

それだけでイライラしちゃいますからね。

自己満足でもいいんです

同時に進路を考える

初動では心療内科やカウンセリングを探し、

それと同時にこの先の進路を考えておきます。

単位が足りなくなって進級できなかった場合、

どんな道があるのかをあらかじめ知っておくことで、

精神的にもだいぶ楽になります。

コース1 そのまま学校に残って一学年下の子と一緒にやり直す

子どもが今の学校にいたいといった場合はこのパターン。

うちの娘の高校にも毎年このパターンの子が2,3人いました。

みんな4月は心機一転、下の学年に下がっても来るのですが、

秋ぐらいに通信に転校するというパターンが多いと先生にお聞きしました。

やはり、一学年下の子と一緒に勉強するのは本人もいやでしょうし、

そんなにすぐには不登校が解決するわけではないのだなと思います。

コース2 通信制高校に転入する

不登校の転校先は通信制高校がもっとも適しているといえます。

通信制高校生は昨年は21万人。高校生の15人に1人が通信制高校生です。

子どもの数は減っているのに、不登校の数は増えているんですね。

中学生まではそのまま学校に在籍できるのでいいのですが、

高校は本当に居場所がなくなりますよね。

その居場所になる通信制高校が多いというのは安心できます。

全国からでも通える通信制高校も多いので、

きっと子どもに合った高校が見つかると思います。

・毎日学校へ行かなくてもいい
・人間関係に悩まされない
・自分のペースでゆっくり学べる
・カリキュラムが柔軟にくめる

・計画性がないと卒業できない
・勉強が簡単すぎるので、大学受験レベルには行けない
・全日制と比べて簡単に卒業できてしまうので、その後に耐性がつくか不安

通信制高校の仕組みについてはこちら

コース3 退学して高卒認定試験を受ける

通信制高校でさえも通うのは嫌だ、

あるいは、自分で大学受験へ向けて勉強ができる、といった子どもには

高卒認定試験(旧大検)もあります。

注意点として高認は、高卒の学歴は取れません。

そのため大学を卒業しないと、学歴は中卒になります。

試験日年2回(8月・11月)
受験資格満16歳以上の、大学入学資格を持たない人
試験科目8科目以上(必修科目、免除科目あり)
合格点40点以上
高卒認定試験のおもな特徴

今の高校で少しでも単位をとれているなら、

その単位は免除になりますから、大学受験だけを考えるなら一番近道です。

まとめ

以上、高校生の不登校に親ができる対応でした。

繰り返しになりますがポイントは、

  • 初動は早めに!第3者に相談すること
  • 同時に進路の選択肢を調べておくこと

です。

よく、ゆっくり休ませることが大切と言われますが、

私の失敗のように、休ませただけでは解決しないし、

見守っているだけでは時間がどんどん過ぎてしまいます。

ぜひ、早めにうごいて解決の糸口が少しでも見つかったら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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