- 通信制高校はサポート校なしでも行ける?難しい?
- 私にはサポート校必要?
- サポート校のメリット、デメリットは?
このような疑問にお答えします。
サポート校なしでも大丈夫か
サポート校は高校ではなく、通信制高校に通う人をサポートする、塾のようなところです。
実際にうちも何か所か見学に行きましたが、ほとんど大きな駅にあるビルの一室でした。
通信制高校に通う人で、サポート校に通う必要がある人はどのような人でしょうか。
サポート校がなくても大丈夫な人
サポート校は通信制高校のプラスアルファですから、通信制高校の勉強が一人でできる人には必要ありません。
具体的にはこんな人です。
- 中学レベルの学力は身についている人
- 自分で計画を立てて実行できる人
- 家族にサポートしてもらえる人
- スクーリングを最低限にしたい人
サポート校に通った方がいい人
一方サポート校に通った方がいい人は、通信制高校単体だけでは不安に感じる以下のような人です。
- 中学レベルの学力が身についていない人
- 勉強の仕方がわからない人
- 生活リズムを整えたい人
- 精神的ケアが必要な人
- 友達を作って、楽しい学校生活を送りたい人
- 居場所がほしい人
通信制高校ではサポートが手薄な部分を、手厚くサポートしてもらいたい人です。
サポート校のメリット
学習指導・管理体制
多くのサポート校は、生徒一人一人に対して丁寧にサポートしてくれるため、3年間での卒業率が高いと言われています。
通信制高校は登校しなくていい分、レポートを提出することで単位をとるのですから、提出できなければ単位がとれません。
提出日をリマインドしてくれたり、わからないことがあったらすぐに聞けたりする体制があると安心です。
また、中学レベルの学力がないと、通信制高校のレポートを一人でやることは困難です。
サポート校では一人一人のレベルに合わせて、学びなおしから指導してくれるところが多いです。
単位取得から進級・卒業に必要な全てのサポートを受け、99%高校を卒業することができます。
中央高等学院より引用
受験指導
サポート校の中でも、特に受験指導に力を入れているところもあります。
通信制高校の中で大学進学率No.1
トライ式高等学院より引用
実はこの表現はちょっと怪しいですね。トライ式高等学院は通信制高校ではなくサポート校ですからね・・・
トライ式高等学院は難関大学にも多数合格者を出しています。
プロの講師がマンツーマンで指導してくれるので、他の塾や予備校に行かなくてもいいです。
その分、学費はお高め・・・
また、予備校大手の河合塾がやっている、河合塾COSMOというサポート校もあります。
コスモに在籍しながら、大学受験科の授業を受講することも可能です。コスモの授業では基本事項を丁寧に説明していきますので、基礎力を養いたい科目やじっくり学習したい科目はコスモで。大学受験に向けて実践力をつけたい科目は大学受験科で演習を行い、学力を伸ばしていく時間割で学べます。
河合塾COSMOより
学校生活
サポート校は毎日でも登校できるところが多いです。
駅から近いビルにある塾のようなところですから、あまり学校っぽくないところなので、学校の雰囲気が苦手な人には気軽に入れるところだと思います。
通信制高校は人とのつながりが薄いので、居場所が欲しい人にはおすすめです。
専門的な授業
一般的な学習コースの他、プログラミング、イラスト、美容など特色のあるコースがあるサポート校もあります。
専門的な知識が学べるので、やりたいことが決まっている人にはおすすめです。
マンガ専門校「日本マンガ塾」と提携しているので、本気でプロデビューを目指す人から初心者まで、それぞれのレベルに応じて楽しく学べます
おおぞら高等学院より引用
引きこもりのサポート
長期的に引きこもっている子に対して、先生が自宅訪問してサポートしてくれる学校もあります。
例えば、学研のサポート校・WILL学園は訪問支援を行っています。
在宅コースではこんなことをします
WILL学園より引用
プレステをやる、マンガを読む、レポート作成、受験へ向けての勉強、調理実習、自動車教習所の勉強、絵を描く、読書、TV鑑賞、ビデオ鑑賞、好きな洋楽の歌詞を日本語に訳す、部屋の片付け、ハリーポッターのチェス、雑誌を読む、オセロ、パソコン、犬の散歩、ビーズ、手芸など。
ここまでやってくれるとは驚きです。
サポート校のデメリット
高卒資格が得られない
一番のデメリットは、サポート校だけでは高卒資格が得られないことです。
そもそもサポート校だけに行くのではなく、提携の通信制高校に入学しないといけません。
学費が高い
通信制高校の学費+サポート校の学費。
2校合わせて年間100万円以上かかるところもあります。
高校から年度の途中で転入してくる場合・・・前の高校の授業料も払っていますので、その年はさらに高くなります。
スクーリング日数は多め
サポート校はスクーリングは週1以上のところが多いです。
週5というところもあります。
できる時にくればいいよ、っていうことなんでしょうが、週1も行きたくない人だったら、ネットコースの通信制高校単体で通う方が気が楽です。
サポート校なしで頑張るコツ
サポート校なしで頑張るには、自己管理能力が必要です。
自己管理能力に自信がなく、でもサポート校へ行く余裕がない方は、以下のような工夫で頑張りましょう。
- 通学コースのある通信制高校に行く
- サポートが手厚い通信制高校に行く
- わからないことを後回しにせず、先生に聞く
- 個別指導や家庭教師をつけて勉強の仕方から指導してもらう
通信制高校でも頼れる先生や職員の方がいるはずです。
週に1度以上の通学コースがある通信制高校であれば、連絡も密にとれるでしょう。
公立の通信制高校はサポートがあまりありませんが、私立の通信制高校ならサポート校並みにサポートしてくれるところもあります。
または、外部に頼るのなら個別指導塾や家庭教師などに指導してもらうのも手です。
不登校専門の家庭教師もあります。
不登校専門の完全個別指導・無料体験はこちら
まとめ
通信制高校は、サポート校なしでも十分にやって行けます。
もちろん、サポートしてもらった方が卒業までのハードルはさがるでしょうが、経済的事情で行けない場合も多いかと思います。
まずは自分に合った通信制高校を探し、その高校が十分にサポートしてくれる高校かを見極めることが大切です。
そのうえでやっぱり自信がない場合は、サポート校を検討すると良いでしょう。