通信制高校を詳しく知りたくなったら、おすすめなのが合同相談会・合同説明会に参加することです。
一つの会場にたくさんの学校が集まっているので、一度で効率的に学校の雰囲気を知ることができます。

私も行ってみたのでどんな雰囲気だったかを詳しくお伝えします。
通信制高校の合同相談会とは?
通信制高校の合同相談会(合同説明会)は、主に大都市で年数回開かれていて、通信制高校やサポート校が一つの会場に20校くらい参加しています。
気になる高校に個別に相談ができるのはもちろん、通信制高校の全般の仕組みを解説する講演会などもありますので、通信制高校が気になりだしたらぜひ参加されることをおススメします!
私も合同説明会に親1人で参加しましたが、親ひとりで来ている人もたくさんいました。
どんなことをやるの?
私が参加した、学びリンクさんの相談会の体験をもとにまとめます。
講演会
講演会に参加すると、おおまかな仕組みを理解できます。
- 通信制高校の全体の仕組みを理解する講演会
- 通信制高校と留学についての講演会
- 通信制高校からの大学受験の講演会(駿台の職員)
私はこのうち全体の仕組みについての講演会と、大学受験の講演会に出ましたが、大学受験の方はでなくてもよかったかな、と思いました。
まだ高校も決まっていないのに、大学受験について考える余裕がなかったです。
個別相談会
3/12(土)埼玉県さいたま市にて『通信制高校・サポート校合同相談会』を開催致しました!https://t.co/P9ZLFcDRLa
— 学びリンク株式会社 (@Manabi_Link) March 14, 2022
朝早くから多くの方に来場いただきありがとうございました!
皆様感染症対策にもご協力いただき、誠にありがとうございます。#通信制高校 #サポート校 #合同相談会 #学びリンク #大宮 pic.twitter.com/sS40Iga8ow
広い会場に個別ブースが並んでいて、気になる学校の担当者から説明を受けることができる相談会です。
私が行ったときは、N高、クラーク記念国際高校、トライ式高等学院が大きなスペースを取って、人も賑わっていました。
逆に、地元や小さい規模の通信制高校は誰もいなくて、ちょっと入りにくい雰囲気でした。
ちなみにうちは、この時にあまり人がいなかった高校に最終的には決まりました。大賑わいで人気があるところとちがって、のんびりとした営業色がないその高校が娘もとても気に入りました。
個別相談会では、あまり時間がないので、事前に聞きたいことを絞っていくといいです。
- 年間で取れる単位数(転入の場合最重要)
- 通っている生徒の雰囲気、人数
- スクーリングの場所、季節
- 学校生活(担任、クラス、行事)
- 授業、レポート
- テストの時期
- 進路(卒業率、進学率、進路未決定率)
- トータルの学費
詳しくは以下の記事で説明しています。
ポイントは、有名なところだけではなく、知らないところも見ておくこと。
意外と自分に合ったいい学校が見つかると思います。
カウンセリング
予約制で、カウンセラーのカウンセリングを受けることができました。
私は最後の時間ギリギリに予約が取れたので受けたのですが、やはりカウンセリングというのは時間をかけないといけないものだし、親だけだったら意味がないかなと思いました。
話を聴いてもらうことで少しは楽になったのですが、具体的なアドバイスというほど時間があるわけではありませんでした。
子どもも連れてカウンセリングを受けることができたら、また違った印象になるかもしれませんね。
効果的な回り方
- 通信制高校全体の仕組みを説明してくれる講演会に参加する(30分~1時間)
- ⓵でだいたいの仕組みを理解してから、個別の学校をまわる(各校10分~20分)
- 予約が必要なカウンセリングや相談は先に予約しておく(30分)
- 時間・興味があったらそのほかの講演会に参加する(30分~1時間)
このように回るのが理想的ですが、全部回ろうとすると、結構時間がありません。
私は一人参加だったので、効率的に動けましたが、子どもと参加したら途中で疲れたと言われていたんじゃないかと思います。
適宜、休憩を取りながら無理せずに回ってみてください。
会場の雰囲気は?
朝10時ごろに会場につくように行くと、すでに行列ができていました。
ざっと見渡した限りでは、私のように母親一人で参加している人も多かったです。
子どもと一緒に参加できるのは羨ましいですが、うちはそのころは心と体の不調でとても動ける状況ではなかったので、仕方ないですね。
子どもの服装は、制服の子も私服の子もいました。
お子さんの雰囲気は、やはりおとなしそうな子が多く、うちの娘の雰囲気と似ているなと思いました。
また、会場にはスタッフの方が多く、どこに行こうか迷ったときには相談にのってくれます。
メリット・デメリット
思いっきり主観になりますが、合同説明会に行ってみたときのメリット・デメリットをまとめました。
→何もわからない状態で行っても大丈夫です。
→たくさんの資料やパンフレット、通信制高校選びに役立つ本(書店で売られている)が無料でもらえます。


→本当に多くの人がいて、子どもたちの様子を見ているとうちだけじゃないんだな、と思えて孤独感が薄れます。勝手に同志のような気がしていました。
→通信制高校に詳しいスタッフさんがいて、例えば「スクーリングの少ない高校ってどこですか?」「プログラミングができる高校は?」など、高校の特色に詳しいので、どこの相談を受けるか迷ったときに聞くことができました。
→講演会では、元不登校で高3から通信制高校に転入したという女子大生がお話ししてくれました。まさにうちの娘のような子で、うちの娘もこんな風になれるのかな?なんて思いました。
→賑わっているので仕方ないですが、人混みが苦手な子にはきついかもしれません。
→初めて通信制高校のことを知った人にとっては、普通の全日制高校の仕組みとあまりに違うので混乱するかもしれません。私もスクーリングの日数や、レポートの出し方、特色のある授業など、様々な情報があり理解が追いつきませんでした。
2023年度 主な合同相談会
直近にある合同相談会の日程です。年に数回あるので、都合のいいときに行ってみてください。
学びリンク


全国主要都市で多くの相談会を開催している「学びリンク」です。
2/23(木・祝) 神奈川・横浜
2/26(日) 埼玉・大宮
3/12(日) 東京・新宿
3/4(土) 愛知・名古屋
3/5(日) 大阪・梅田
NPO法人二十一世紀教育研究所


こちらは関東エリアのみの「二十一世紀教育研究所」です。東京では大きい街ではないところでも開催しているようです。
※こちらは2023年はまだ開催予定が公表されていませんでした。参考に、2022年の日程を残しておきます。
9/25(日) 東京・立川
10/2(日) 東京・墨田
10/16(土) 東京・池袋
10/23(日) 千葉10/30(日) 東京・足立
11/6(日) 神奈川・横浜
11/13(日) 埼玉・川口
11/20(日) 東京・大田 11/27(土) 千葉・船橋
通信制高校へ行こう


こちらは関西エリアのみの「通信制高校へ行こう」です。運営は大阪朝日広告社がやっています。
2/23(木・祝)大阪・堺
6/3(土)京都
6/11(日)兵庫・神戸
7月予定 滋賀・草津
10月予定 奈良
まとめ


以上、合同相談会についてでした。
ポイントをまとめます。
- 仕組みを説明する講演会はわかりやすいので出た方がいい
- 個別相談会はできれば事前に質問をまとめておき、知らないところもまわってみる
- 人が多く、人混みが苦手な子には疲れるので、休憩しながらまわる
- 後日情報を整理する時間が必要
また、会場では各学校のパンフレットをもらえますが、事前にパンフレットを一括請求しておくと、足りないものだけをもらってくることができるので、重たい荷物を持ち帰ることもありません。
うちの娘が自分で資料請求したサイトはズバット通信制高校比較のサイトです。
簡単な入力だけでいろんな学校に一括請求できるので、とても便利でした。