不登校になったら、どこに相談すればいいの?
行かなくなった子どもに対し、あの手この手で話を聴いたり声かけしたりしますよね。
はじめて子どもの不登校に遭遇した場合、何をしたらいいか途方に暮れるのではないのでしょうか。
娘が不登校になったときに、最初に相談した人たちのことをお話しします。
結論から言うと、私は初動が遅すぎたと感じています。
高校生の不登校は留年の危機が常にあるので、早めの対応が肝心です。
- 思春期専門の心療内科は混んでいるので早めに予約すればよかった
- 都道府県の教育相談センターに早めに相談すればよかった
以下に参考までに私がどのような順で相談したかを記しますが、これは行き渋りがはじまってから1か月ぐらいたっていました。
それではどんどん留年に近づいていきます。
休み始めの様子見は一週間ぐらいでいいので、とにかく早く動きましょう。
担任
当たり前ですが、まずは担任に相談しました。
娘の繊細な性格、毎日は登校できないこと、何日休んでも大丈夫か、などをお話ししました。
すると、無理に来る必要はない、来れるときに来ればいいですといってくれました。
欠席のカウントもエクセルで作ってくれていました。
また、席替えなどにも配慮してくれました。

前の方の席だと入りにくい。注目されるのが嫌だ・・・
廊下側の後ろの方の席で、入りやすい席にしてもらいました。
追記:高1の時の担任の先生はよかったのですが、高2の担任の先生は理解がないタイプの先生でした・・・
スクールカウンセラー
スクールカウンセラーにも相談しました。
実は中学の時にも利用したことがあります。
何人かのカウンセラーにお会いしたのですが、どの方もとても親身になってくれました。
ですが、カウンセリングは時間をかけないと効果がないものです。



カウンセリングに行くために学校に行くのも大変だからもういい…



スクールカウンセラーが学校にいる以上、学校に行けない子にとっては続かないよなぁ
心療内科
本当は、はやめに心療内科にはいきたかったのですが、
思春期専門のクリニックに予約を取ろうとしたら2か月待ちといわれました。



こんなに悩んでいる子が多いのか…
初めて行った心療内科では、貧血や起立性調節障害などの検査をしました。
検査結果は問題がなく、不安神経症、抑うつ状態と診断されました。
診断書を出してくれて、学校に持っていくことにより、授業で関わる先生たちの間で情報共有に使ってもらえました。
具体的には、授業では指名しないでもらえました。



へー、授業中に当てないでくれるなんて。もっと早く対応してもらえばよかった!
娘が学校に行きたくなくなったきっかけが、英語の授業だったので、本当にもっと早く対応していれば、ここまでひどくならなかったかもしれません。
主治医はいい先生だったのですが、薬物療法がメインだったため、もう少し時間をかけて話を聴いてもらいたいという思いがありました。
そこで、治療を続けながらカウンセリングも探すことにしました。
児童相談所



カウンセリングを受けたい。話をきいてもらいたい。
娘がカウンセリングを受けたいというので、カウンセリングを受けられるところを探しましたが、どこがいいかさっぱりわかりませんでした。
そこで、児童相談所を思い出しました。
児童相談所というと、虐待などの事情がある子の保護をしているところというイメージがありますが、実際は18歳未満の子どもに関する困りごとなら相談にのってもらえると聞き、電話をしてみました。
こちらの状況を説明すると、児童相談所は家庭が原因で学校へ行けないタイプの不登校のサポートはできるが、学校に原因がある場合の不登校は一般的なお話しかできない、と言われてしまいました。
都道府県の教育相談センター
都道府県の教育相談センターに電話をしました。
まだ予約した段階なので、実際には相談していませんが、受付の電話の感じではとても丁寧に対応していただきました。
相談をした後にどのような感じだったかを記事に書きたいと思います。
その他の対応窓口
- 住んでいる自治体の教育相談窓口→小中学生までのことも多い
- ひきこもり地域支援センター
- フリースクールや不登校専門の塾など
まとめ
一人で悩んでいるのが一番つらいですよね。
かといっていろんなところに相談するのも、また一から説明しなくてはいけないので大変です。
自分も手さぐりなので、これでよかったかはわかりませんが、
感覚としてまとめると下記のようになります。
- まずは学校に相談
- とにかく早く動く
- 思春期専門の心療内科は混んでいるので早めに予約した方がいい
- カウンセリングは民間の前に公的な相談機関を探す
以上参考になると幸いです。